40代の男性です。会社の退職を期に北本市にある戸建ての実家へ里帰りしました。しばらく安定した収入もまだ見込めなかったので実家で二世帯暮らしをすることにしました。住む前は「なんとかなるさ」と思っていましたが、実際は、築50年と古く、かなり老朽化が進んでいました。 特に今まで使用していなかった2階部屋はかなり傷んでおり、暗く汚いといったイメージがしました。 4才になる息子は「おばけがでそう〜こわ〜い!」と言って入ろうとさえしませんでした。 私としては、父母との二世帯同居ということで、1階は父母、2階は家族と考えていたのですが、2階で暮らす当の本人たちが拒否していたので、仕方なく1階の空いていた狭い角部屋で暮らすことにしました。 そしていざ暮らしはじめると、いろいろな問題が見つかりました。 押し入れは、すでに洋服などの荷物でいっぱいになり、布団が片付けられず、部屋の隅に折りたたんだ状態となり部屋は狭くなる一方。 また老朽化のため、夏は冷房が効きにくく、冬になると隙間風が入り寒く、夜はよく寝れないといった生活を送ることになりました。 この時の生活は、快適とはほど遠く、散らかった、ただ寝泊まりするだけの部屋となっていました。 さすがにこれではまずいと思い、退職金をはたきリフォームを決意しました。 リフォームするのは、2階2部屋。1部屋は寝室、もう1部屋は生活スペースとしました。 リフォーム業者の選定にいたっては、以下3点を考慮しました。 ・見積もり料金が適正か? ・担当者へ相談しやすいか? ・保証などのアフターサービスはしっかりしているか? 結果、3社から見積もりを取り、上記3点とも納得できる業者さんへ依頼することにしました。 そして、4ヶ月後リフォームが完成!事前イメージのパース通り素敵な部屋になっていました。 今回のリフォームでこだわった点 ・押し入れの収納力や使い勝手のよい収納棚 ・断熱効果(2重サッシ、壁の断熱性) ・作業台の設置(ミシン、PCなどデスクワークスペース) ・床、壁、天井の柄や素材(マグネットシートを壁の裏に貼り合わせ) リフォームから半年が経ったいま、あの頃とは生活が激変しました(いい意味で) 例えば ・収納力を高めたことで生活スペースに荷物がなく、広々と使える。 ・断熱効果を高めたことで、夏涼しく、冬暖かくといった理想の環境となった。 特にエアコンの使用量や頻度が減り、電気代が減った。 ・作業台(長い板を壁に設置)を設けたことで作業効率がよくなった。 ・壁に幼稚園からのお知らせや子供の作品をマグネットでとめることができる。 画鋲がいらず自由に貼れる。 ・部屋自体が明るくなった。 このように生活環境が大きく変わりました。そして環境以外でもさらに変わったことは、家族の気持ちでした。以前は部屋でお茶を飲んだり、くつろごうという気持ちはありませんでしたが、今では妻や子供が部屋でくつろいでいる様子をよく目にします。子供も以前より、のびのびと言いますか、いきいきとしています。なんだか家族が本来の居場所を見つけたような感じです。 リフォームにはある程度のお金や時間がかかりましたが、それ以上に得るものが大きかったと いままさに実感しています。 |